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大学受験を目指す高校生

我が子の学力をもっと上げたい。そう思ったとき、多くの親御さんはまず塾を考えることでしょう。しかし、「どうもおっとりタイプのうちの子にはライバルと競い合う塾は向いていないようだ。習い事が多いのでこれ以上教室の数を増やしたくない」という理性的な選択をされる親御さんもおられます。大変喜ばしいことです。すべての親御さんが、我が子の現状を見極めて冷静に塾通いをするかどうかを決めていただきたいと願ってやみません。とりあえずは塾に通わずに学力を上げたいと思ったら、家庭学習を充実させることが何より不可欠です。そのためにはずせないのが、上手な問題集利用です。学力向上のためにも、そして自宅で決まった時間に勉強する習慣をつけるためにも、問題集は欠かせません。そこで親御さんはさっそく書店に向かうわけですが、「参考書コーナ」に足を踏み入れたとたん、思わずめまいがしてしまう人も多いのではないでしょうか。小学校就学前の小さな子ども向きのものから大学受験を目指す高校生向きのものがあるとはいえ、その数はあまりにも膨大です。

勉強に対する抵抗感

勉強に対する抵抗感というと「勉強が難しくて分からない」といったことを思い浮かべますが、個別指導塾と家を行き来するだけのこどもにとって、勉強に対する抵抗感というのは「失敗を恐れる」です。だから、間違えた答えは見られないようにすぐ消すなんてことはしょっちゅうです。よく「ウチの子は式を書かない」というご相談を受けます。式を「書く」という作業はこどもに自分の頭の中を整理する手段を与えると同時に、指導者がこどもの頭の中を理解するためにも必要なことです。特に応用問題の場合は、書いて整理することがどうしても必要です。ですが、普段から式を書いていないこどもが、応用問題のときにすぐ書くようになるかといえば、それはムリです。だから、ふだんからしっかり式や図を書くように指導することはとても大切なことなのです。

心のゆとりを持つことが何より大切

実際、予備校の模試の成績で合格率八十パーセント以上となっていたにもかかわらず、不合格だったという例はよくあることですし、逆に三十パーセント以下、場合によっては五パーセント以下で志望校再検討の必要あり、という結果だったのに合格したということも珍しくありません。模試の成績がそのまま入試の結果に出るものではないことを親は認識しておくべきなのに、明確に数字で示されると、つい、それにとらわれてしまうもののようです。データは、それに振りまわされずに、利用するものと捉えていただきたい。テストや模試は到達度を試すだけのもので、決定的なものではありません。親が、そうした心のゆとりを持つことが何より大切です。

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